戻る
特別ワークショップ「SICEの輪で未来を創れ!」      




Part1:ヒューマンリンクドサイバーテクノロジ

開催日時:9月12日(水) 13:20~17:40
開催場所:奈良春日野国際フォーラム 別館レセプションホール2
幹事:安井裕司 (本田技術研究所)

<趣旨>

 SICEは,超スマート社会Society5.0を実現する産学連携活動をリーディングすべく,今年度,「SICEの輪で未来を創れ!」をスローガンとして掲げ,「インテリジェントモビリティ」,「スマートソサイエティシステム」,「ヒューマンリンクドサイバーテクノロジに着目した特別企画を展開している.
 ヒューマンリンクドテクノロジーは,AI技術やXR(Xtend Reality)等を用いたインターフェイスにより,人間を密接にサイバー空間に連結させ,サイバー空間の情報を有効活用し,日常の生活や業務,自動車の運転,医療,観光等をサポートするシステム,または,それを支える技術や理論である.
 ここではヒューマンリンクドサイバーテクノロジーに関する技術や理論について紹介いただき,今後の研究開発や産学官連携等についてディスカッションする.

<講演>

・講演タイトル 「特別ワークショップの主旨説明とあいさつ」 (時間:13:20~13:30)
 
 講演者: 劉康志 (千葉大学)

 講演概要
 SICEは,超スマート社会Society5.0の実現へ向けた産学官連携活動においてリーダーシップを発揮すべく,今年度,「SICEの輪で未来を創れ!」のスローガンを掲げ,さまざまな活動を行っている.ワークショップの開始に際し,SICEのSociety5.0の実現へ向けた今年度の活動について紹介する.

・講演タイトル 「未来社会(Society5.0)とヒューマンリンクドサイバーテクノロジーの紹介」 (時間:13:30~14:10)

 講演者:一ノ瀬克彦 (ビジョンコンテクスト)

 講演概要
 近未来,AI,ロボティクス,自動運転システム,社会ネットワークシステム,XR技術等により,現代社会のさまざまな課題が解決され,安心・安全・快適な未来社会 (Society 5.0)が実現される.ヒューマンリンクドサイバーテクノロジーは,AI技術やXR(Xtend Reality)等を用いたインターフェイスにより,人間を密接にサイバー空間に連結させ,サイバー空間の情報を有効活用することにより人々のさまざまなシーンをサポートする技術である.ここでは,その概要を述べ,更にその技術トレンドと最新サービスについて紹介する.

・講演タイトル 「XRで実現する視覚拡張と未来の人類」 (時間:14:10~14:50)
 
 講演者:清川清(奈良先端科学大学院大学)
 
 講演概要
 XR技術を用いることで,ゲームや災害訓練のような非日常的な体験も可能であるし,日常生活をより便利に,より安全に,より快適にすることもできる.本講演ではXR技術を用いて私たちの生物としての機能がどのように拡張され得るか,それを通じて未来の人類がどのように拡張され得るかについて,特に視覚機能を中心に議論する.

・講演タイトル「VR, MRが進める医療のデジタルトランスフォーメーション」 (時間:14:50~15:30)

 講演者:谷口直嗣(Holoeyes)
 
 講演概要
 臨床の医師にヒアリングを重ね, プロトタイピングを重ね, ベンチャーの提供するサービスとしてVR, MRの医療現場での活用方法を積み重ねた事例を紹介しながら, VR, MRをどのように使い分けていくかの概念も紹介する.

・休憩 (時間:15:30~15:40)

・講演タイトル「手術支援ロボットで活躍する計測制御技術」 (時間:15:40~16:20)

 講演者:川嶋健嗣(東京医科歯科大学)

 講演概要
 近年医療現場では手術支援ロボットの活用の場が急速に増えている.国内外の研究開発動向を概観し,それらに計測制御技術が大きく貢献していることを紹介する.

・講演タイトル「AR/VRを使った設計支援システムの今とこれから」 (時間:16:20~17:00)

 講演者:加苅政猛(サイバネットシステム)

 講演概要
 ARやVRの産業での利用シーンがここ数年で急速に増えてきた.本発表では実際の現場で使われ始めているARやVRの実例と課題を挙げ,これからの産業用途AR,VRについて紹介する.

・講演タイトル「XRで死亡事故を減らす教育は実現できるか?
        -自社事例を基にした苦労や課題,学術研究への期待-
」 (時間:15:40~16:20)

 講演者:江崎健司(NTTテクノクロス)

 講演概要
 VR元年と呼ばれた近年,市場に様々なサービスが登場し,サービス普及のために様々な挑戦が活発化している.本発表では弊社における事故防止教育へのVR活用事例などを通し,具体的な普及に向けた苦労や課題をのべ,20年以上培われたVR学術研究の適用/計測制御研究の適用の必要性と期待を発表する.